ミュンヘンの盛り上がり方はすごかった。決勝トーナメント最初の試合、ドイツ対スウェーデンがミュンヘンで行われた。試合開始の数時間前から、もう待ちきれないといわんばかりに、人々はみな思い思いの応援スタイルで街に繰り出している。ユニフォーム姿に国旗を持った人。バイエルン地方の民族衣装の男女も何人か見つけたし、国旗をそのまま服に仕立てた人もいる。男ばかりでなく女性も多い。女の子の場合はユニフォームよりも、ドイツ代表のデザインのTシャツやタンクトップを着ている人がほとんど。あとはフェイスペンティングでドイツ国旗を描いていたりする。
これまで回ってきた街の中でも、いちばん盛り上がっていると感じた。決勝トーナメントが始まったせいかもしれない。
ミュンヘンは町中がドイツの応援をしていたため、ほとんど目立たなかったが、時折ドイツ以外のサポーターの姿も見かけた。イングランドやメキシコといった、ベスト16に勝ち残った国々のサポーターたちだ。なぜかみんな誇らしげに歩いているように見えてしまうのは、気のせいだろうか。あらためて、日本がいなくなってしまったのをとてもさみしく感じる。
ミュンヘン市内にはパブリックビューの会場もつくられたが、ミュンヘンの中心的な広場である、マリエン広場にあるカフェにもモニターが置かれ、たくさんの人が集まっていた。試合は最初から最後までドイツペース。試合開始早々からドイツは猛烈に攻め込み、序盤に一気に2点。試合を決めてしまった。悔やまれるのはスウェーデンがPKを与えられながらも、ラーションが外してしまったことだ。1点差となれば、試合展開も変わっていたかもしれなかった。ラーションは今大会あまり元気がなかった。スウェーデンはやはりラーションやイブラヒモヴィッチが活躍しなければ勝てない。
試合終了の瞬間、大きな歓声がおこり人々は勝利を祝った。町中には雄叫びをあげながら飛び跳ねる人、あるいは歌いながら歩く人。国旗を風にたなびかせながら、クラクションを鳴らしながら走る車。ビールを飲みながら勝利を祝う人。カールス広場にある噴水には、水を浴びている人もみかけた。喜びのあまり水の中に入るというのは、どこでも一緒。ミュンヘンの街の興奮はいつまでも冷めそうになかった。
(6/24日ミュンヘン)

