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竹澤哲のWorld Cup Report 20 : ジンガをもっともっと楽しみたい(最終回)
フランス対イタリアの決勝はすさまじい戦いだった。あのような壮絶な戦いはなかなか見られるものではない。それにしても今大会は堅い守備力とそれを支える体力の重要性をまざまざと見せつけられた。フランスはパワーのあるチームだった。延長戦になってもフランスの動きは落ちなかった。イタリアはさすがに体力的にはフランスよりは劣っていたが、それをカバーする技術力があった。 ![]() 竹澤哲のWorld Cup Report 20 : ポルトガル人にとっての4位とは3位決定戦を見ながら、ふと思い出したことがある。それはベスト8が決まった、翌日のことだった。知り合いの記者と一緒に食事でもしようとフランクフルトのカールシュタットという大きなデパートの前で待ち合わせた。時間よりも少し早く着いた僕が何気なくデパート前に並んでいるベンチに目をやると、白髪混じりの二人の男がなにか熱心に話し合っている。瓶ビールを片手に、もう一方には『ア・ボーラ』というポルトガルのスポーツ新聞を手にしていた。二人ともポルトガル人であったのだ。何を話しているのかちょっと気になったため近づくと、どうやら前の晩に行われたスペイン対フランス戦のことを話題にしているようだった。平日の真っ昼間からビールを飲んでいることからも、もうリタイアした人たちかもしれなかったが、いずれにせよポルトガル本国から観戦のために訪れたのではなく、出稼ぎでやってきて、ドイツに住んでいる人にちがいなかった。フランクフルト空港の両替所にもポルトガル人は働いていたし、観戦に行ったアンゴラ戦にもたくさんのヨーロッパ諸国で働くポルトガル人が来ていた。彼らにとって今回のポルトガルの躍進はどんなに鼻高々であっただろうか。そんなことをポルトガルの選手たちも意識しながらプレーしていた。クリスティアーノ・ロナウドがフランスに敗れたながらも、胸を張って言った言葉が印象的だった。「欧州で働くポルトガルの人々に、僕らが素晴らしいチームであったことを見せることができた」 竹澤哲のWorld Cup Report 19 : 3位決定戦に期待 決勝戦を前に、ブラジルが敗退してしまったのがやはり残念でたまらない。思えば今回のブラジルにはわくわくさせてくれるようなプレーをしてくれる選手が揃っていたはずなのに、まったく見ることができなかった。ロナウジーニョやロビーニョが活躍する大会になっていたら、どんなに素晴らしかっただろうか。皮肉なことにブラジルが最もよかったのは日本戦だった。ロナウドとロナウジーニョのワンツーは素晴らしかったし、そのプレーに満足したのか、ロナウジーニョがみせた笑顔がとても印象的だった。 ![]() ![]() 竹澤哲のWorld Cup Report 19 : 歴史を変えられなかったポルトガル ポルトガルはこれまでユーロにおいてだが、2度フランスと対戦し負けている。84年フランス大会準決勝でプラティニがいたフランスに延長の末3対2で負け、さらに2000年にもジダンやアンリのいるフランスと準決勝で当たり、延長の末、PKをとられ2対1で敗れている。そのため、今回もポルトガルが敗れるだろうというのが大方の予想だった。しかしポルトガル代表はスコラーリ監督になり、変わった。それは今大会の戦いぶりからも感じられたことだが、手堅く、負けにくいチームになった。しかもイングランド戦にでられなかったデコも戻ってくる。スコラーリ監督が「これまでの対戦成績からはフランスが有利かもしれない。しかし我々はいい戦いを続けてきている。今度こそ歴史を変えられるかもしれない」と話しているのを聞いて、ひょっとしたら今度こそ、ポルトガルはやってくれるのではないかと期待で胸がふくらんだのだ。 ![]() 竹澤哲のWorld Cup Report 18 : ブラジルが負けた。
前のブログにも書いたように、いやな予感はしていたが、そのとおりになってしまった。「ここで負けるなんて、まったく予想もしていなかった。決勝戦にでるために準備をしてきたのだから」試合後、パレイラ監督はそう語った。今大会のブラジルは最後までブラジルらしさを見せずに終わってしまった。果たして、決勝戦で本来のブラジルをみせればよいと指揮官は考えていたのだろうか。フランス戦でもアドリアーノ、シシーニョ、ロビーニョといった選手はベンチスタートだった。たくさんの駒をもてあまし、最初からベストメンバーを組んでいないと思わせるような選手起用だ。これまでの4試合が楽な展開であったために、危機感も存在しなかったし、チームに結束も生まれることもなかった。 ![]() 竹澤哲のWorld Cup Report 17 : アルゼンチン敗戦はマラドーナがいなかったから? ドイツ対アルゼンチン戦。90年ワールドカップ決勝戦で敗れたマラドーナがどんな顔をして観客席から応援しているのか、楽しみにしていたのだが、最後までテレビ画面に現れることはなかった。あとで分かったことだが、マラドーナはベルリンのスタジアムで観戦できなかったのだそうだ。FIFAの説明によると、マラドーナは5人でもってスタジアムに現れたが、マラドーナが所持していたのは4枚のVIP席のチケットだけだった。そのうちの1名は、大会中、スタジアムにおいて問題を起こしたことのある人物で、FIFA側が入場を認めていなかった。FIFA側はこれまでも、知らせもなくやってくるマラドーナに対して、常に席を用意していたのだが、ドイツ戦の時は1名の入場をどうしても認められなかったためにマラドーナは入場せずに帰ったのだという。 竹澤哲のWorld Cup Report 16:ポルトガルの今後を占う 今大会をみて感じるのは、スペインと対照的なのがポルトガル。フェリペ監督を迎えてチームがよくまとまった。ユーロの時はまだその課程であったのだろうが、ここへ来て、勝負強いチームになったと思う。誰が出てきても立派に役割を果たす。23人全員が一丸となって戦っている。イングランド戦はデコとコスティーニャを欠くが、初戦アンゴラ戦でも2人を先発させなかったけど、問題なかった。そしてなんといっても驚くのはフィーゴのがんばり。精力的に動いて、これまでのような我の強さをみせずイレブンの一人に徹している。そのようなところからもポルトガルのまとまりの良さを感じるのだ。 ![]() 竹澤哲のWorld Cup Report 17:ドイツに優勝の予感 これまで順調に伝統国が勝ち進んできたベスト8の顔ぶれをみると、もうここからはもはやサッカーがどうのこうのというよりも、選手一人一人にいかに戦う気持ちがあるかという問題のようだ。その点からもドイツがやはり勢いを感じる。ポルトガル対イングランドはポルトガル。フランス対ブラジルはフランスが強さを発揮しそう。アルゼンチンもそうだけど、南米のチームは今回の大会で優勝を義務としては感じていない。その点、ヨーロッパのチームには勝たなければという強い気持ちがとてもよくでているようだ。したがってベスト4の顔合わせはヨーロッパのチームばかりになるかもしれない。決勝はフランス対ドイツ?個人的にはもちろんブラジル対ドイツとなって欲しいものだが・・。 ![]() 竹澤哲のWorld Cup Report 15:フランス戦はブラジルにとって脅威?
ドルトムントでブラジル対ガーナ戦を見た。それにしてもロナウドの飛び出しは見事だった。ゴールキーパーを鋭いフェイントでかわして得点を決めるのを見て、さすがロナウドだと感じた人も多かったはず。先取点をとったことで、これまでの4試合と同様、ブラジルは楽な試合展開となった。でもその反面、あまり緊迫した戦いを強いられてこなかっただけに、今後、きっちりとした戦いができるのかどうかが少し心配になる。ちょっとしたミスも多かったりするので・・・。 ![]() 竹澤哲のWorld Cup Report 14:試合巧者イタリア
E組一位のイタリア対F組二位のオーストラリア戦を見るために再び、カイザースラウテルンへやってきた。ちょうど2週間前に日本が初戦をオーストラリアと戦った場所だ。日本が勝ち進んでいれば、ここで試合をしたかもしれなかったわけだ。オーストラリア戦の時にも書いたが、小さな街は両国のサポーターで溢れ、大いに盛り上がっている。それを地元の人も一緒になって楽しんでいるという雰囲気だ。SchikkerPlatzという広場にはこの地で試合を行った8カ国の方向と距離が表示されていた。日本(東京)まで9448Km、イタリア(ローマ)までが914Km、オーストラリア(キャンベラ)までが16505Kmというふうに。中心街は車が通行できないようになっていて、子供たちがサッカーをして遊べる場所、フェイスペンティングをやってくれるコーナーやお酒を飲める露店、大人から子供までがお祭りを楽しめるようになっている。カウフホーフというデパートの中にあるオフィシャルショップでは敗戦したチームのグッズのセールが始まっていた。日本代表のユニフォームも65ユーロ(約1万円)であったものが29ユーロと半額以下で売られていた。 ![]() ![]() ![]() ![]()
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[GINGA / ジンガ]とは?ポルトガル語で揺れるという意味があり、狭義では、フットボールにおけるフェイント時の足さばきのこと。あるいはカポエイラの基本動作を言います。広義では、ブラジル人特有のしなやかでリズム感のある身体性そのものから、心の拠り所としての象徴的な言葉として、ブラジルではごく一般的に使用されています。
「遊び心のあるサッカーは、プレイを楽しまないと出来ない」ロビーニョは映画『GiNGA』の中で、そう語ります。それは彼のみならず、ロナウジーニョのあの楽しく創造性豊かなプレイからも容易に感じることができるでしょう。そのすべての源は、ブラジル人は「GINGA」を持っている、という事実に尽きるのです。 映画『GiNGA』公式サイト www.ginga-cinema.jp 表参道ヒルズに、今話題のポッドキャストを自由に楽しめる『Podcast STUDIO』オープン(3/13〜3/26)
KTa★brasil(ケイタブラジル)
STUDIO APARTMENT、KALEIDOSCOPIOをはじめ数々のレコーディングにパーカッションで参加。サンバの本場、ブラジル仕込の打楽器奏者/MC/DJ。渋谷Organ barのLa Verdad、渋谷rootsでのSAMBA NOVAでのレギュラーをはじめ、日本各地でのライブ・DJ、一度そのGINGAを体験すべし! ●毎日更新! KTa☆brasilブログ GiNGA NEWS WEEKLY PDF
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